1999 Semi Annually Ranking
独自集計のSales情報をもとにはじきだした上半期総合チャート

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1999 上半期シングルランキング
集計期間:1998/12/21〜1999/6/27
98年上半期チャート1998 年間チャート99年上半期アルバムチャート

Rank タイトル/アーティスト Release 売上推測値
1
だんご3兄弟
/速水けんたろう、茂森あゆみ、ひまわりキッズ、だんご合唱団
99/03/03
32493.6
2
Automatic/time will tell
/宇多田ヒカル
98/12/09
22469.2
3
Winter,again
/GLAY
99/02/03
18585.1
4
Movin'on without you
/宇多田ヒカル
99/02/17
14116.0
5
HEAVEN'S DRIVE
/ラルク・アン・シエル
99/04/21
12188.2
6
ラストチャンス
/Something ELse
98/12/23
11629.4
7
サバイバル
/GLAY
99/05/19
9390.1
8
Grateful Days
/Dragon Ash
99/05/01
9164.7
9
フラワー
/KinKi Kids
99/05/26
8268.5
10
First Love
/宇多田ヒカル
99/04/28
8254.1
11
朝がまた来る
/DREAMS COME TRUE
99/01/20
8226.9
12
春〜spring〜
/Hysteric Blue
99/01/21
7849.9
13
Let yourself go,Let myself go
/Dragon Ash
99/03/03
7815.0
14
I HAVE NEVER SEEN
/安室奈美恵
98/12/23
7753.0
15
Pieces
/ラルク・アン・シエル
99/06/02
7686.0
16
ギリギリchop
/B'z
99/06/09
7565.4
17
やめないで、PURE/BABY LOVE
/KinKi Kids
99/02/24
7515.7
18
Precious Time
/SPEED
99/02/17
7209.7
19
Breakin'out to the morning
/SPEED
99/05/19
6324.2
20
LOVE〜Destiny〜/LOVE〜since1999〜
/浜崎あゆみ/浜崎あゆみ&つんく
99/04/14
6163.0
21
my first love
/上原多香子
99/03/25
6088.9
22
I LOVE HIP HOP
/Dragon Ash
99/05/01
6065.6
23
RESPECT the POWER OF LOVE
/安室奈美恵
99/03/17
5755.6
24
そのスピードで
/the brilliant green
99/01/27
5356.9
25
光の射す方へ
/Mr.Children
99/01/13
5314.1
26
energy flow(『ウラBTTB』)
/坂本龍一
99/05/26
5313.8
27
Memory 青春の光
/モーニング娘。
99/02/10
4774.0
28
Nothing Without You
/鈴木あみ
99/02/17
4726.4
29
believe
/山口由子(Yuko Yamaguchi)
99/02/26
4508.2
30
朝日を見に行こうよ
/SMAP
99/01/27
4500.4
31
Believe Your Smile/OPEN THE GATE
/V6/20th Century
99/03/31
4154.2
32
white key
/鈴木あみ
98/12/16
3920.8
33
WILD RUSH
/T.M.Revolution
99/02/03
3873.7
34
BELIEVE
/Misia
99/04/21
3807.6
35
いつか
/ゆず
99/01/20
3803.6
36
Over and Over
/Every Little Thing
99/01/27
3700.3
37
Eyes On Me fearured in Final Fantasy VIII
/フェイ・ウォン
99/02/24
3695.1
38
バンビーナ
/布袋寅泰
99/04/16
3482.1
39
I'LL BE
/Mr.Children
99/05/12
3407.6
40
BE WITH YOU
/GLAY
98/11/25
3302.7
41
Don't leave me behind/Silent Stream
/鈴木あみ
99/03/17
3210.4
42
Bye-Bye〜バイバイ〜
/ブラックビスケッツ
99/05/26
3171.8
43
ここでキスして。
/椎名林檎
99/01/20
3093.1
44
TO BE
/浜崎あゆみ
99/05/12
3070.3
45
遠くまで
/稲葉浩志
98/12/16
3011.6
46
Girls,be ambitious!
/TRUE KiSS DESTiNATiON
99/05/12
2952.8
47
Be cool!
/野猿
99/02/24
2796.2
48
サヨナラバス
/ゆず
99/03/17
2772.8
49
希望の鐘が鳴る朝に
/THE ALFEE
99/02/03
2692.5
50
君を想うとき/Oh! Heaven
/TOKIO
99/02/17
2673.5
●無断複写転載を禁じます●
<総評>
■お待たせしました、6ヶ月間のミュージックシーンを総おさらいする上半期チャートの発表がやってまいりました! 今年の上半期を代表するシングル「だんご3兄弟」は平成の「およげ!たいやきくん」などと話題になりお団子屋さんは1串4つの団子を1個減らし3つにし、ブームにのって売上を伸ばすなど本当に「社会現象」となり鮮明に記憶されていると思います。 3月3日のリリースから約1ヶ月で300万枚を突破する勢いを見せてくれました。最近のシングルで300万枚を超える売上を記録したのは本当に久しぶりのこと。

■プロモビデオでは中腰のような姿勢での何とも言えない躍りを見せている宇多田ヒカル、そのデビューシングルが8cmと12cmの2枚の合計売上で220万枚以上を記録し上半期2位。 集計の関係上、98年12月20日までの売上は加えられていませんがそれを加えた現時点での総売上(推測値)は244万枚に達しています。 ちなみにWeekly KARAOではこの曲が初登場した98年12月13日の時点で彼女のブレイクをはやくも予測し「圏外注目曲」でみなさまに宇多田ヒカルの経歴やホームページを紹介する素早い対応をしていたんですよ!(ちょっと自慢?)

■3位はGLAYの、出身地である「函館」をイメージした作品「Winter,again」。98年の年間チャートで首位を記録した「誘惑」の持つ自己最高の183万枚を上回る185万枚を記録しています。 7月15日からはGLAYのメンバーが機体に描かれた飛行機がいよいよ東京と函館を結びます。故郷を思う彼らの気持ちが伝わる1曲のヒット、うなずけます。

宇多田ヒカルがBest10で3曲を独占してしまった今年の上半期。 恋人とうまくいっている、そんなハッピーな時期を歌詞に描き出す「Automatic」から一転、別れのシーンを切り取った宇多田ヒカルのセカンドシングル「Movin' on without you」が4位。 そして日本の歴代アルバム売上トップをひた走る「First Love」からのシングルカット曲「First Love」が10位に。この曲はTBS系「魔女の条件」テーマソングでした。

■5位、ラルク・アン・シエル「HEAVEN'S DRIVE」で昨年上半期最高位11位「winter fall」を超えるヒットとなり上半期としては最高記録をマークし、Best5の一角を占めるまでになりました。 この曲はhydeが作曲したロックナンバー。また15位にはバラード作品「Pieces」が。こちらは作曲はtetsuが担当しhydeは作詞側に立っています。

■日本テレビ系「雷波少年」で、オリコンチャート20位圏内に入らないとレコード会社や音楽事務所との契約が切れてしまうという賭けに出たSomething ELse渾身の1枚はWeekly KARAOでは初登場5位、そしてオリコンでは初登場2位という記録を生み出しました。 彼らにとって初のヒット作はいきなりのミリオン達成で見事に上半期の10本の指に入りました。 ちなみにこの曲に続き3月17日に発売されたアルバム「502」は上半期で66位、4月9日に発売されたシングル「さよならじゃない」は70位をそれぞれマークしています。

■つねに音楽に対し挑戦を行うGLAY。昨年の「誘惑」「SOUL LOVE」2枚同時リリースという形態はその後の「連続リリース」の火付け役となりました。 そして99年、彼らは音楽と映像の合体を試みる「ビデオシングル」のリリースを決行しました。 その「サバイバル」は上半期で7位を記録。2年連続で上半期に2枚のシングルを送り込むことに成功しています。

■宇多田ヒカルを筆頭としたR&Bの歌姫が99年前半目立ちましたが、そんな中男性アーティストでロングヒットを記録しているのがDragon Ashではないでしょうか。 上半期ではBest30圏内に3曲がチャートイン。3月3日に発売された「Let yourself go,Let myself go」は初登場が3月7日付けの8位、その後4月18日には最高位3位をマーク、16週にわたって週間チャートのBest30圏内にとどまる非常に息の長い作品。 続く「Grateful Days」「I LOVE HIP HOP」は5月1日に同時リリースされ、7月4日付けランキングでもまだチャートイン中、ともに10週目に突入しています。

■昨年の上半期同様、今年も2枚のシングルをBest50圏内にチャートインさせたのはKinKi Kidsでした。しかも上半期ベースでは昨年最高位10位を記録した「ジェットコースターロマンス」の一歩上をゆく9位に最新作「フラワー」がランクインしています。 この曲はWeeklyチャート登場から5週間分の売上でこの位置まで上り詰めたことになります。ちなみにもう1作は17位で、堂本剛主演の日本テレビ系ドラマ「君といた未来のために」主題歌だった「やめないで、PURE」でした。

■1月21日に発売されるも当初はBest30圏外であまり勢いのなかったHysteric Blueですが、WeeklyチャートBest30圏内に初登場した2月7日の時点ですでに彼女たちの曲の勢いに火がついていたようです。 その後の快進撃を追ってみると15位→8位→8位→7位→4位と一直線に急上昇。1月下旬に植えた種が春先になって見事に大きな花を咲かせた、タイトルの「春」はそんなことも指し示しているのかもしれません。 そして、30位をマークした5月2日付までトータル13週もの間チャートをにぎわし続けてくれました。

■昨年末に急遽「I HAVE NEVER SEEN」をリリースし見事初登場で1位を獲得、完全復帰をした安室奈美恵、今期の最高位はこの曲の14位でした。 NHK紅白歌合戦では2年連続で「CAN YOU CELEBRATE?」を歌い高視聴率をマーク、続いてのシングル「RESPECT the POWER OF LOVE」の発売日、3月17日には彼女の母である平良恵美子さんが惨殺されるというショッキングなニュースが全国を駆けめぐりました。 逆境にめげず歌い続ける彼女の力強さがあらためてかいま見られた気がします。

■98年上半期Best50、98年年間チャートBest100でも顔を表さなかった浜崎あゆみが今年、「LOVE〜Destiny〜」で一気にメジャーシーンに、自己最高の20位に登場。 フジテレビ系ドラマ「セミダブル」の主題歌。作詞を本人が担当し作曲にはつんくを迎え入れたこの曲、彼女のあたたかさをうまく引き出したことがヒットの要因。


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